こんにちは!
石原すみれです。
・過去に失敗をした経験はありますか?
・挫折から学んだことについて聞かせてください
・失敗・挫折を活かして何かを成し遂げた経験は?
など、失敗談や挫折したお話を面接で問われることはよくあります。
私もセッションや添削文の中で
よくこのテーマで考えていただくのですが
・失敗談をどこまで語れば良いか分からない
・面接で話せるような大きな失敗がない
・挫折した後は落ち込みすぎて成し遂げるまでにいたっていない
こんな風に感じている方は多いようです。
中には、「過去の御社の試験に落ちたことです」と回答なさる方も(笑)
(ただ、個人的にはこの回答はおすすめしません。
既卒試験を受験される方のほとんどに当てはまりますし)
挫折したお話ととことん向き合って
学びに変えていくには人によっては時間がかかりますし、
話し方によっては「私、こんなに大変だったんですよ!」という、
苦労自慢になってしまうことも。
また、失敗談=つらい過去だと解釈して、
面接のなかでくらーい話を延々としてしまった・・
という方もいらっしゃいます。
そんな、伝え方によって聞き手の受け取り方に差が出る
これらの質問ですが、聞き手が知りたいのは、
失敗そのものの規模ではなく、そこから何をどう学び、
今現在どのように活かされているかなのではないかと私は思っています。
なので、面接でお話するにあたっては
「失敗をどう捉えてお話するか」
「ストーリーとしてどう着地するか」で聞こえ方は随分違います。
それを踏まえて個人的にオススメしたいのが
①大きめの失敗談は失敗部分はサラリと伝え、
それとどう向き合ったのか・どのように克服したのかを重点的に伝えること
②小さな失敗談はその失敗が自分に与えた影響を
しっかり&きっちりと伝え、マインドの変化について話す
この2点です。
①については分かりやすいと思いますが、②については補足説明を。
例えば、「TOEICの点数が前回から下がってしまった」
というお話があったとします。
(あくまで、説明のための一例です)
これだけを聴くと挫折に入るの?と感じるかもしれませんが、
この事実をどう受け取るかで話の方向性はかなり変わってきます。
「TOEICの点数が前回から下がってしまったことです。
その程度で挫折?と思われるかもしれませんが2カ月間毎日朝と夜に
1時間ずつ勉強するなどしっかり対策して臨んだつもりでしたので、
この結果はものすごくショックでした。
しかしこの経験からただやみくもに勉強しておけば良いと
無意識に思っていたことに気づき、英語の勉強だけでなく、
仕事においても自分の得意なことと苦手分野を
きちんと把握して計画的にすすめていく大きなきっかけになりました。
その後の私自身の仕事や勉強との向き合い方が
ガラリと変わったという意味でとても貴重な経験だったと感じております」
このようにまとめられれば、単にスコアが下がって悔しい!
というだけのお話ではなく、そこからどんな反省点を見つけ、
現在の仕事に生かせているのかまで伝えていくことができるはず。
失敗・挫折としては大きなお話でなくても、
その後の伝え方によっては十分魅力のあるストーリーになりえるということです。
大きな失敗談を語るのも良いですが、
ちょっとした挫折のお話から大きな学びを得たという方向で
伝えていくのもまた戦略のひとつ。
ぜひ参考になさってみてくださいね。
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