ロマ子の独り言 気遣いできない

こんにちは、ロマ子です。

 

 

先日、受験生の方とこんな話になったんだけど。

 

 

「私、あまり周りの人に気遣いができるタイプでもないんで、CAに向いてないんじゃないかなと。。。」

 

「そうかしら、お仕事の話とか聞いてると、そんなこと感じないけど」

 

「でも、CAさんって、お客様がお弁当を召し上がる時には、ささっとおしぼりを出したり

お薬を飲もうとされてたら、お水を持って行かれてたり、すごい気遣いだなって思います」

 

「あ〜、それね!たぶん、CAしてる側からすれば、そういう行動ってパブロフの犬みたいなもんなのよ」

 

 

 

皆さんは、パブロフの犬はご存知かしら?

 

『犬にエサを与えるときに必ずベルを鳴らすようにしたところ、エサが無くてもベルを鳴らすと犬がよだれをたらすようになるというもので、条件反射の喩えとして用いられる。』

 

 

というものなんだけど、おしぼりを出したり、お水を持って行くってのは、

まさに日々のフライトの中で、先輩からこうしましょうと言い聞かされて条件反射でやってるようなものであってね。

 

それを気遣いと言うのは、あまりに大げさかなと思うわけ・・・

 

 

あたしなんて、好きな男にすら気遣いのできないオカマよ!泣

 

仕事から帰ってくるまでに、ご飯を作ってあげるなんてしたことないし・・・

 

宅配ピザ頼めば、時間通りに好きなピザが届くんだから効率的じゃないって思ってるくらいよ!

 

それでもCAやれてるわけだから、そんなに悩む必要ないわ♡

 

むしろ、自分が気遣いができてないって反省できちゃう方が立派だと思うわ!!

どうすれば相手に気を遣うことができるかって考えてる証拠だもの。

自分で「気遣いができる」とか「ホスピタリティがある」って言ってる方が怖いわよ!

それは、あなたが決めるんじゃなくて、周りの人が決めることよって話だしね。

 

 

CAみんなが気遣いのできる人なんて、まぼろし〜!

どう気遣いができるかを、その場で考えながら提供してるだけだから、

今の相手を思い遣る気持ちを持ってれば大丈夫よ♡

 

 

 

ライタープロフィール

田中ロウマ
田中ロウマ
エアライン業界・キャビンアテンダント業界の裏話から、採用面接におけるヒントまで幅広いネタを考えて書いています。時々出てくるオネエキャラのロマ子ブログは、受験生さんの質問に容赦ない回答を出しております。