現役CAママ・・・子育てしながらのフライトって実際どうなの?

皆さまこんにちは。現役ママCAの長谷川夕菜です。

令和元年、最初の記事になります。

皆さまは、平成~令和への代替わりはどのように感じていましたでしょうか?
私は、日本中が一体感に包まれて、こちらの気持ちまで切り換えることができて、すごく貴重な経験ができましたね。

平成〇年とか、西暦に直す手間がかかるし分かりづらいし・・・と思っていましたが、
今回の改元で改めてその存在意義について考えさせられました。

日本人に生まれて良かったなぁと改めて感じたGWでした。

 

新しい時代の到来とともに、私もライター活動に力を入れていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

私は現役客室乗務員であり、2歳の息子を持つ一児の母でもあります。
今回は子育てをしながらのフライト生活についてご紹介しようと思います。

 

 

こちらの読者の方は、客室乗務員を目指している方や、現役、OG、航空業界の方、この業界に興味を持たれている方が多いと思います。
特に女性でしたら、結婚、出産後も続けられるか、長く働けるかというのは、重要な問題なのではないでしょうか。

 

実際どのようにしているのか、具体的に説明していきますね。

 

まずCAは飛行機の運航時間に合わせて必ず仕事しているので (あたりまえですが 笑)
早朝から深夜に及んで出社しています。

出発時間の1時間半くらい前には出社してフライトの準備をしているので、それに間に合うように家を出る時間は・・・と、逆算しなければいけません。

 

毎日違う時間の出社なので、スマホの乗り換え案内で毎回電車の時間の確認です!
早朝出勤だと寝る時間とかも管理していって遅刻することがないよう、しっかり準備しないといけません!

それだけでも大変なのですが、それがママCAとなると、子供を預ける算段もしないといけないので、とてもややこしい・・・

保育園に預けられる時間帯であれば、預けてから出勤できますが、保育園開園前だと誰に預けていくのか、日曜祝日など保育園休みの日はどうするのか?また、自分が迎え行けない場合は誰が迎えに行くのか?病気で急に呼び出された場合誰が迎えに行くのか?等、考えることはたくさんあります!

 

それにプラスして、欠員が出たり、台風・雪などの気象条件、その他いろいろな理由で、予期せぬスケジュール変更を余儀なくされるという事態も多々発生します。

基本的に変更になった場合でも断らないことを了承の上復帰しているので…指示に従わないといけません。

 

そのようなことも頭に入れておいたほうがいいのかなと思います。
ですので・・フライトするには、家族で連携してやりくりしていく!ことが欠かせません。

 

私の場合、夫も時間が不規則で保育園送迎が難しかったりするので、実家、義実家にお願いすることも多いです。どちらもまだ仕事をしているので、頼れない場合には、ファミリーサポートという公共の子育て支援事業を利用しています。このように色んな人と協力して、子供が一人になる時間がないようパズルのように埋めています。

 

来月のシフトが出た時からそのパズルの組合わせがはじまります(笑)
シフトは毎月月末に出るので、予定も立てられず…個人的には1か月くらい前に出てくれると助かるのですが…笑

 

 

子供をどうするか?の算段ができれば、あとは「仕事は仕事」「休みの日は子供と過ごす時間」と仕事とプライベートの切り替えをしてきっちりやっていくのみ!なのですが・・・

 

 

実は休日の日にも意外とやることがある客室乗務員というお仕事。
スキマ時間をうまくやりくりして、マニュアルの勉強(知識確認)を繰り返ししています。

年に一度の訓練前は、皆必死でマニュアルを読み返したり、同期とテスト勉強をしたり!!笑

 

ただ、子供がいると家では勉強がなかなかできないので、通勤時間や子供のお昼寝中などママさんCAはみんな時間をうまくやりくりして切り抜けているようです。

 

また、看護師さんやホテル業界などこの世界だけではないかと思いますが、
客室乗務員のお仕事は早朝から深夜までとても不規則

 

夜遅くまで働いて、帰ってきても次の日は子供の起床時間に合わせて起きないといけないなど・・・体力的にはなかなか厳しいのが現実。

フライト自体とても体が疲れるので、次の日まで疲れを引きずります。体力回復と家事育児の両立は私の一番の課題です(笑)

 

慣れるまでは大変ですが、
1年もすると…早い人では半年くらいで、慣れてうまくやっていけるのではないかと思います。

 

 

 

 

今回は大変なことばかりピックアップしましたが、これだけではなく、CAならではのいいところももちろんたくさんあるんです!!

例えばステイの時は完全に一人の時間なので、ひたすらゆっくり寝たり、街に買い物に出かけたりとうまくステイの時間を利用するようにしています。各地の観光スポットに行くなど、時間の許す限り独身時代のように好きなことができるのはこの仕事ならではないでしょうか♡

 

実際、これまで何社か違う業界での経験もあるので感じることは、他の接客業と比べて楽な面もあります。
何よりフライトは楽しいです。

大変でもやっぱり続けたい!と思わせる何かがあります。

 

一度辞めた方でも、何年かしてまた戻ってくるなんてことも多々あるので、やはりこの仕事はやりがいがあるんだなと感じています。

次回も子育てしながらのフライト生活についてお話していきます。

今後も読者の方の知りたいこと、お役立ち情報をお伝えできればと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。