エアライン受験で心がけたいこと

皆さまこんにちは。

ソライロメンバー 田中薫です。

 

初回はやはり私が今までで一番頑張ってきた

エアライン受験について書きたいと思います。

 

もう何度受けたでしょうか(笑)

 

 

最初は書類審査も通らないところから始まった私のCA受験史。

回数を重ねる度に、気持ちにも当然変化が生じました。

それらの経験や思いがあるからこそ、40代後半の今になっても、

業界復帰出来る自分でいられるのだと思います。

 

 

そんな私の経験談の中から何か1つでも、

皆さまのお役に立てることがあれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

CA試験は一種独特なものがあります。

面接会場の最寄駅に着いた時から、

「あの人CA受験に来た人だ」と、すぐに分かります。

 

髪形とお化粧の仕方、

雰囲気全てがソレっぽいというのもありますが、

やはり客観的に見てエアラインを受けに来る人は

容姿が極めて良い方が多いというのも事実です。

 

 

そして、皆さん背が高い!

スラリとしてとても綺麗に見えます。

もう見ただけで本当にドキドキしてしまうし、気後れしてしまいます。

 

 

面接を受ける前から「私なんて無理」と、

多くの方が思ってしまうと思います。

私もそうでした。

 

 

身長もそんなに高くないし、

お化粧が得意なわけでもありません。

留学をしたこともないし、CAに向いている!と思える

強い要素が目立って自分には何もありませんでした。

 

 

しかも私が本気でエアラインに行きたい!と思ったのは、

結婚して子供が出来た後です。

今思うと、身長や容姿、英語力などの問題以前!

 

 

CAを目指せる状況にすら入れない、

別の世界にいた私でしたが

「もう自分の人生でCAを目指すとしたら今以外、後がない」

という立場になって初めて、

私は自分の「なりたい気持ち、本気加減」に気付けたように思います。

 

 

 

唯一条件に合っていたのは、当時応募条件に記載されていた

年齢制限の枠内に当てはまっていたこと。

これだけでした。

 

 

 

こうなると、周りが気になる云々という概念は吹き飛びます。

普通なら受からないのは重々承知。

それでもなりたくて仕方ない自分の気持ちは消えない。

この狭間でどれだけ私は自問自答を繰り返したかわかりません。

 

 

 

 

最後には

「私は私!この思いは本物。それを素直に航空会社の人に伝えたい!」

この思いだけで受験が出来る年齢制限ギリギリの時まで

やるしかないな、と私は腹をくくったのです。

 

 

 

 

人としての魅力は見た目の顔だちの美しさや

背の高さだけでは決して決まりません。

 

 

まして航空会社のCAは接客要員です。

人と接した時の感じの良さ、人柄、心もちの温かさが

一番の合格の要となります。

 

 

それにはその人が思っていること、人となり、

普段何を考えて過ごしてきているのか? が必ず言動に表れます。

 

 

 

航空会社の人間にはそれが見抜けます。

面接ではそこを必ず見られています。

 

 

 

 

 

CAになりたい気持ちを持ち続けて

一生懸命頑張る自分を必ず見てもらえる!と信じて、

私はCA受験に真剣に人生を賭けることにしました。

 

 

最初に試験を受けに行った頃は、

そうは言っても20代の女子なので、

とにかく周りの子の見た目や背の高さが

気になって仕方がありませんでした。

 

 

面接官と会う前から「あの子には勝っているかな?」と

そんなことしか頭にありませんでした。

 

 

実際にグループ面接をすると、今度は

「あの人より私の方がすごい経験をしているかな?資格では上かな?」

と、今度はまた違う土俵で人と自分を比べて勝ち負けが気になる。

 

 

このような考えを持つことには全く意味がありません。

気になるのは分かりますが、

そういう思考は1秒でも早く捨て去るべき!

その地に留まっている限り、何度受けても絶対に受かりません。

CA受験は自分自身の心との問答ともいえます。

 

 

 

試験を受けにきている人達は決して敵ではありません。

自分と同じように、空に憧れ、素敵な制服を着て接客をしたい、

航空会社の顏として第一線で働きたいと

思っている未来の仲間です。

 

 

その中で自分は自分らしく堂々としていればいい。

他の人達がどうやって努力してきたか?

なぜ自分と同じようにCAになりたいと思ったのか?

そのストーリーを聞ける面接はとても楽しみな場所。

 

 

そういう気持ちで周りの受け答えを傾聴する。

心からそれが出来た時。

そして自分の胸の内を素直に話せた時。

 

 

必ず夢は叶うと私は思います。

 

 

 

 

 

その境地に至るまでには

当然自分も出来る限りの努力をしました。

 

 

自分が本当に頑張ったことに対しては、

他でもない、自分自身が一番その努力の日々を知っています。

それが他人と比べて卑屈にならない、

自分らしい強み、心からの自信を生みます。

 

 

私がした具体的な「努力の日々」は

新聞配達を半年やったことです。

面接で「体力に自信あり、早起きが得意です。

地道な力仕事も責任をもって継続、やり抜くことができます」

これはCAの仕事にも通じるものがあると思いました。

 

 

仕事の内容に重きを置いたアピールが

面接で出来ると考えました。

 

 

この一言を自分の長所として言うためだけに、

約半年間、毎朝3時半起きで頑張りました。

雨の日も雪の日も、毎日欠かさず、

自分の未来を信じて1人、実際に行動しました。

 

 

 

 

 

そして最後のおまじない^^

 

 

「CA=パールを身につけた上品な大人の女性」

というイメージが私の中にはありました。

 

 

「いいな♪素敵!」と思って見ていた

母が大事にしていたパールのネックレスを譲ってくれたので、

それをお守り代わりにいつも受験の時は身につけて行きました。

 

 

 

 

 

子持ちでも諦めずに頑張る私に「無理よ」とは言わず、

大事なものを譲って私を応援してくれていたのだと思います。

それが何より嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

最後に自分の人生の可能性を信じて、

未来を切り拓くのは他の誰でもない自分自身です。

きっと皆さんの周りにも

黙って応援してくれている方はたくさんいるはず。

 

 

人の気持ちをくみ取れる、

心の機微を感じることの出来る女性になって下さい。

ただの就活に終わらせず、

CA受験を通して人間力を磨くきっかけとして

是非その過程を楽しみながら過ごしてみて下さいね!

 

 

ライタープロフィール

田中薫
田中薫
CAになりたい!と本気で思ったのは結婚して子供が産まれた後です。年齢制限ギリギリの25歳で全日空の客室乗務員に合格。その後家庭と育児仕事の両立をはかりながら自身のエアラインキャリアも着実に重ねてきました。JALANAの客室乗務員職と地上職(V.I.P.担当)も経験。現在も現役業界勤務中です。また他業種にも途中挑戦し、一部上場一流企業や霞ヶ関での受付、秘書経験もあります。秘書検定準1級取得。内外共に輝く女性を目指し、健康あってこその美しさを追及。ダイエット検定1級取得、ダイエットプロフェッショナルアドバイザー。光文社美ST主催「第8回国民的美魔女コンテスト」ファイナリスト。雑誌モデル、撮影モデルとしても活動中。主な掲載雑誌等は光文社「美ST」祥伝社「からだにいいこと」プラセンタ等の美容化粧品を扱う通販専門大手協和株式会社愛用者モデル。CA受験やエアラインの今、JALANA比較、秘書経験、モデル経験も交えて健康、キレイ、美味しいお店や気の利いた手土産紹介、就活ノウハウ等など発信していきたいと思います!