ゼロゼロの状態から始まったCA受験ストーリー
みなさま、はじめまして!
ソライロライターの青山愛です。
今日はゼロの状態からスタートした、私のCA受験ヒストリーをご紹介させていただきます。
私は、CAの経歴としては珍しい「地方国立大卒」からCA受験に合格し、新卒でANAに入社。
その当時出身校では、CAやグランドスタッフのOGはゼロ。
そして、CA受験のノウハウの知識すらゼロ。
あるのは「CAになりたいという熱意」だけでした。
そんな「ゼロゼロ」の状態から、CA受験ストーリーが始まったのです。
非常にのびのびと田舎の学生生活を送ってきた当時21歳の私。
エアライン業界志望者向けの雑誌を購読したり、会社説明会に参加して感じた最初の印象は、「CA受験は他の企業の試験とは異なる雰囲気が漂う場所である」ということでした。
まず、受験者の身だしなみから違います。
今すぐにでもフライトできそうな髪型にメイク、スタイルの良さ、そして都会のキラキラ感。
私にはないものばかりでした。
このゼロゼロの状態から始まったCA受験の経験は12年ほど前の話ですが、CAからキャリアチェンジする際や、その後の転職活動でも非常に役に立っているので、数ある受験対策の方法の1つとしてシェアさせていただきたいと思います。
ないものだらけの状態から見つけた一筋の光、そして甘かった自分自身
ないものだらけの中、あるのは「このままでは、CAになれそうもないけど、どうしてもなりたい。」という気持ちだけ。そんな心理状態の中この状況を少しでも改善しようと、その当時の私がまず行ったことは、元CAの方が開講しているCA受験面接対策レッスンを探すこと。
当時は高知県在住でしたので、まずレッスンを探すことが難しく、四国にそのようなレッスンは皆無。さらに、四国にはレッスンがないのだから、学生が支払える金額の中で交通費まで捻出しないといけない。そして、大人数のレッスンは自分に合わないだろうし、大人気のレッスンは金額が高い・・・なかなか思うようなものに辿りつけなかったことを覚えています。
そこで、ようやく見つけたレッスンは、少人数制の大阪での週1回×4回のレッスン。
決して、煌びやかなHPではなかったですし、受験生に人気のレッスンという訳でもなかったけれど、私の中では探して探して、かつ地理的制限と経済的制限がある中で、ようやく辿り着いた時の喜びはひとしおでした。
ただ、レッスンに通えばどうにかなるのではないかと思っていた甘い私は、実際に通ってみて驚き、更に落ち込みました。よくよく考えてみれば分かることなのですが、レッスンに参加したからと言って、受講後に自信を持って面接に臨めるレベルになっていた訳ではなかったのです。
自分と対峙して、最後に取った行動は?
ではそこから、どのように行動していったのかというと、まずは大学で会う友人会う友人に、ひたすら面接官役を頼み、面接練習を繰り返し行いました。もちろん、うまく表現できなかった場合は2回目以降の練習に活かしていくことを徹底。
この練習があったからこそCAになれたと言っても過言ではないくらい、たくさんの友人に協力していただきました。
正直、初めは航空業界の知識がない友人に面接官をしてもらうなんて意味があるのかな?と思っていた節もありました。しかし最終的に、面接官役の友人に何回も何回も質問されることを繰り返すので、「あれ?色々話しているけど、短い時間の中で伝えたいことって数点?それが大切なことなかも?」と徐々に気づき始め、「どんな質問が来ても、伝えたいことに繋げればいいんだ!」と、自分が本当に伝えたいことが自然と整理されていったのです。
いよいよ、ANAの最終グループ面接本番!!
そして、ANAの最終のグループ面接本番を迎えた私の心境はこうです。
「もう伝えたいことは決まっている。これさえ伝えられればきっと大丈夫。」
CA受験を始めた頃とは別人のような気持ちでした。
決して身だしなみを強化したとか、立ち居振る舞いを一挙手一投足完璧にしたとか、そんな話ではなく、私の強みや弱み、なぜCAになりたいのか、CAという職業を自分なりにどのような職業と捉えているのか、そしてなりたいCA像・・・全てに「伝えたいこと」がありました。
そして退出後、別室で何か書類を渡して下さった面接官補佐の方に「最終面接まで残していただいて、ありがとうございました。お世話になりました。」と一言お伝えしました。
この気持ちも私が最後に「これだけは伝えたい」と面接を受けて感じた感謝の気持ちだったのです。
みなさまの伝えたいことは何ですか?
熱意がある分だけ、伝えたいことはたくさんあります。
でも、「限られた短い面接の中で伝えたいこと」は何でしょうか?
少しだけ質問を変えて自分の経験を洗い出していくと、きっと「伝えたいこと」が整理されていくのでは?と私自身もCA受験を通して強く実感しました。
CA受験をされる方の核になる「伝えたいこと」を見つけるために、この経験がお役立てれば、こんなに嬉しいことはありません。
遠くからではありますが、おひとりでも多くのCAを目指す皆様の夢が叶うことを、心より願っています。
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