成功するために必要なのはIQではない?
みなさま、はじめまして!
ソライロライターのあかがわみさこです。
最近の教育界で話題になっている【認知能力】と【非認知能力】をご存知でしょうか?
現在は認知能力よりも非認知能力が高い人ほど成功しやすいというデータがあるのですが、まず2つの能力の定義は下記のとおりです。
【認知能力】・・・知能指数(IQ)、学力などいわゆる勉強、偏差値的な部分。
【非認知能力】・・・感情をコントロールする、コミュニケーション能力、粘り強さ、協調性、感謝する心、強い精神、意志力など、いわゆる「人間力」と言われる部分。
一般的に学校や試験では、認知能力の有無を問われることが多いですよね。しかしながら、認知能力だけが高くても非認知能力が低い人というのは成功しにくいと脳科学的に証明されているのです。
例えば、偏差値のかなり高い大学を出ても社会人生活や会社に馴染むことができず働けなくなってしまった人や、人との会話が苦手で引きこもりになってしまう人もいますよね。そういった方々は認知能力は高いけれど非認知能力が低いと言えます。
逆に、中卒・高校中退など、高い学歴を持っていなくても、社会で活躍されている方は沢山いらっしゃいますよね。その場合は反対に、認知能力が低くても非認知能力が高いということです。
アメリカのジェームズ・ヘックマンという経済学者の研究によると、幼稚園で認知能力、いわゆるIQを高める英才教育を受けても、8歳頃にはその効果は消滅してしまうというデータがあります。逆に、一度身につけた非認知能力は一生消えることはありませんし、非認知能力を高いと学力などの認知能力の習得も早いといわれています。そのため、幼少期では非認知能力を高める教育が非常に有効的なのです。
この非認知能力を高める教育は4、5歳から行うのが有効的と言われていますが、
大人になってからも高められる能力です。
では、その非認知能力をどう高めていけばいいのでしょうか。
子育て中のママさんにもオススメ!非認知能力の高め方
ここでは非認知能力を高める5つの方法をご紹介します。
まず一つ目は、やりたいという純粋な気持ちを大切にすることです。
興味のあることをすることによって非認知能力の質が高められ、好奇心や探究心を育みます。
二つ目は、幅広くいろんなことを経験すること。
子育てであれば、いろんなお友達と遊んだり、様々な種類の本を読んであげるのも効果的です。これにより、応用力や挑戦する力が養われていきます。
三つ目は、考える癖をつけること。
例えば、何かができなかった時に、すぐに答えを教えるのではなく、どうしたらできるか考えさせることが大切です。考えて自分で行動することで、粘り強さや物事をやり抜く力に繋がっていきます。
四つ目は環境を整えること。
私たち人間は、好きな人や信頼している人を無意識に真似るという傾向があります。幼少期には、この対象が父母などの身近な人になりやすいのですが、アイドルや漫画の主人公など、あらゆる「好きな人」「親近感が湧く人」などでも同様です。そして、真似ることが学びに繋がっていきます。例えば、理想の人や尊敬する人に会ったり、憧れの人の写真などをよく見えるところに置いておくなど、身近に触れる環境を整えておくこと。ダイエットのために理想のスタイルのモデルさんの写真を部屋に貼ったり、理想の人のセミナーを訪れたりするのは、なりたい自分になるために脳科学的にも有効なのです。
そして最後に最も大切なのが認めてあげること。
様々な経験によって学習したものは、承認されることで、より強化されていきます。人に話を聞いてもらったり、SNSでアップしたり、何かに書いたりして、「いいね!」「やったね!」「頑張ってるね!」と、他者から認めてもらうことで、学びはどんどん強化され、成功体験となっていきます。そういった成功体験を積み重ねていくことで、非認知能力が鍛えられていくのです。ここで認める側のポイントは、同じ目線で受け入れてあげること。褒めるというよりも一緒に喜ぶ感覚です。「もっと頑張れ!」とか「そんなんじゃダメ」という否定言葉は極力使わないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
育児や教育の場だけでなく、自分に対しても使えるものばかりですので、ぜひ意識されてみてくださいね。
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