一年留学したら英語がペラペラになるの?

みなさま、こんにちは。ライターSanaeです。

今回は、自身の高校留学を振り返り、英語の上達度について書いてみたいと思います。

 

高校で一年留学したらペラペラになるの?

 

 

 

 

いいえ、なりません!

 

 

高校で一年ほど留学しただけでは、ペラペラにはなりません!

 

日常会話が少しネイティブっぽく発音できるようになるとか、一般的な日本人より少し英語ができるようになる程度です。

ただし、留学開始時点のご本人の英語力によって、上達度合いも大きく異なると思いますので、こちらのコラムは、私のように中学1年生から本格的に習い始めて高校生で一年間留学した、という場合を前提として読んでいただけたらと思います。

 

 

まず、日本での英語の成績が良くても現地では通用しません。

 

 

日本で学校の英語のテストがいつもよくできているから、現地でも通用するだろう、というのは甘い考えでした。
学校の英語の成績が良いと、ついつい「自分は英語が得意だ」という変な自信を持ってしまいがちです。わたしもその一人でした!

 

しかし、実際に行ってみると、現地でみんなが話している英語が全く聴き取れなかったんです。英語を読むことはできるけど、聴き取れない、話せない・・・。

 

自分は英語ができる人間だというのは、ただの思い込みだったのだと、初日から思い知らされました。

 

よくある一般的なアドバイスと同じですが、

 

行くまでに英語力を少しでもアップさせるべし!

 

それが、ありきたりですが、とても重要なポイントの一つであることは間違いありません!

 

 

初めはまったくわからない・・・という悲惨な状況でも、少しずつ慣れていきます。

 

まず、3,4か月経ったころに、慣れてきたな、という実感が得られます。

 

 

 

留学開始から4カ月たったクリスマスの頃、1歳年上のホストブラザーが「英語が上手になったね。初めは全然しゃべれなかったのに。」と言ってくれたのは、とても嬉しくて、今でも忘れません。留学して初めて誰かに認められた、という喜びでいっぱいでした。

 

また、同じ頃に、夢の中にホストファミリーや学校の友達が出てくるようになったり、ホストマザーが誰かと電話で話している時、聞こえてくる話の内容がなんとなくわかってきた、というような変化も感じました。

 

では、10か月たって帰国したときはどの程度だったのか?

 

私は自分の英語の発音が良くなったことは実感しました。しかし、自分の言いたいことを自由に伝えられるレベルにはなりませんでしたし、ネイティブの英語が完璧にわかるようにもなりませんでした。

 

続けてもう1年滞在していたら、だいぶ違ったのではないでしょうか。

10か月だと、慣れてきて、英語がだいぶ聴き取れるようになってきた頃に帰国、という感じです。

 

実際に英語の公式テストなどのスコアでBefore/Afterを比較できればわかりやすかったはずですが、私にはその時のデータがなく上達度合いを実証できません。

 

しかし留学前と帰国後に日本の高校で受けた英語の中間試験・期末試験を比べると、帰国後はそれほど難しく感じなかったので、ある程度は英語力がアップしたと思います。英語の長文を見て目をそらしたくなるようなこともなくなりました。

 

そして、上達した!と喜んでいたのも束の間、日常的に英語を使わなくなったので、どんどん忘れていきました。

 

英語力をキープするためには、帰国後も積極的に話す機会を作ったり、勉強を続けるなど、意識的に英語を使う時間を確保しなければいけない、ということを痛感しました。

 

このコラムでは、私の体験を書かせていただきました。個人差があるので、これはあくまでも一例としてお考え下さいね。