みなさま、こんにちは!ライターsanaeです。
「子供を留学させるなら、どの国が良いのだろう?」・・・その答えを見つけるために、私は以前から情報収集をしてきました。
なぜなら、いつか我が子に留学を経験させたいと思っているからです。
英語ができなくてもなんとかなる時代から、英語が喋れなくては困る時代になりつつあるなかで、子供たちの進路として、若い頃から海外に出て教育を受けるという選択肢も良いのではないか、と思ったのです。
実際に近年、小学生、中学生からの留学が増えている、という実態があるようですが、その留学先は様々で、アメリカ本土やハワイ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、スイス・・・など、多岐にわたります。
そして、情報収集をしていく中で、「グアムも一つの選択肢として良いのではないか?」と、ふと思ったのです。なぜなら・・・
① 日本から3時間ほどで行ける。
② 英語圏。
③ 過ごしやすい気候。
④ 日本語対応可能な病院や施設があり心強い。
という好条件が揃っているからです。
しかし、ネットで検索してみても、あまり参考になる情報を得られませんでした。
そこで、グアムに旅行で訪れた際に、現地に住む方にきいてみることにしたのです。
このコラムでは、グアム在住の日本人Aさんにお話を伺ってわかったことを紹介したいと思います。
グアムの教育事情
まずは、Aさんに単刀直入に質問をさせていただきました。
「子供を留学させたいと思っているのですが、グアムはどうですか?」と。
すると・・・
Aさん:「グアムは日本の淡路島ほどの面積ですよ。東京や大阪に住む人が、わざわざ淡路島の学校に行きますか?」という答えが返ってきました。
なるほど!そう言われたらそうですね!わかりやすい説明でした!
小さな島なので、教育内容や設備が整っているとはいえないようですね。
グアムの学校に通う子供たちも、将来的にはアメリカ本土の学校に進学することが多いそうです。教育レベルや設備面など、メインランドのほうが選択肢も内容も充実しているとのことでした。
しかし、留学目的やご家庭の考え方などはいろいろですので、必ずしもグアムが留学先として良くない、というわけではないと思います。
のびのびとした環境で、異なるバックグラウンドの子供たちと過ごすという体験は、なかなか日本ではできませんから。実際にグアムの学校に通っている日本人のお子様たちも結構いらっしゃるそうですよ。
また、グアムはフィリピンやその他の島国から働きに来ている人も多いそうで、なまりのある英語に触れることが多いようですね。
私も、グアム滞在中にコンドミニアムのハウスキーパーと話したり、マッサージ店に行った時にスタッフと話しましたが、彼女たちの話す英語がわかりにくくて苦戦しました。
そして、今回私が初めて知ったことですが、最近はグアムに移住したり留学しにやって来る韓国の方がとても多いそうで、ある学校ではクラスの半分が韓国人の生徒、という学校もあるとおっしゃっていました。ですから、英語を身につけたい、という目的でグアムに行くのであれば、そのような学校に入ると英語を習得するという点においては非効率だと思いました。
今回お話を伺ったAさんのアドバイスとしては、もしグアムに来るなら、将来的にはアメリカ本土への進学を見据えてグアムの学校に一時的に通うというスタンスか、日本の有名大学の帰国子女枠を狙ってグアムで数年過ごすというのも一つの手だということでした。
最近増えている小学生の長期留学における注意点
グアムに限ったことではなく、すべての留学先で言えることですが、子供の場合、留学が長期にわたると、日本語力をキープするのがとても難しくなってくる、とおっしゃっていました。平日は現地校、週末に日本人学校に通うパターンもあるそうです。そうすると両方をこなすのがとても大変だということです。しかし、日本語力を維持するために、そのような努力をしたり、学校では英語、家庭では家族と日本語で会話することを徹底するなどしないと、なかなか難しいそうです。
親子留学の場合、時々見かける良くないパターンがあるそうです。
それは、子供がだんだんと英語を話せるようになってくると、親が自分自身の英語力向上のために子供と英語で会話するようになることだそうです。こうなると、子供は学校で英語を使い、家でも英語を使うことになるため、どんどん日本語力が落ちてしまうそうです。
年齢が低くなるほど、英語を喋れるようになるのは早く、発音もネイティブ並みになるようですが、反対に、よほどの努力と工夫をしないと日本語を忘れてしまうのも早いようですね。
まとめ
今回、グアム在住の日本人のAさんに直接お話をうかがえたことで、今まで知らなかった現地の教育事情がわかり、とても参考になりました。もし、みなさまの中で、お子様を留学させたい、とお考えで、グアムが留学先の候補のひとつであるならば、上記のようなことを考慮に入れてみてくださいね。
また、留学先をどこにするか?だけではなく、スタートするタイミングや留学期間についても慎重に検討しなくてはならないと感じました。どんなに英語がネイティブ並みに上達したとしても、日本人なのに日本語がうまく話せない、読み書きできない、というのは困りますからね。これは、あくまでも個人的な意見ですが・・・。
このコラムが多少なりとも参考になったと感じていただけたら幸いです。
ライタープロフィール

- 旅行、留学、英語の記事をメインに書いていきたいと思っております。
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