皆さま、こんにちは。
メンタルトレーナーの青山愛です。
今日は、アンガーマネジメントとメンタルトレーニングを混じえて、
「イライラ」にフォーカスしてみたいと思います。
日常感じている些細な「イライラ」。
日々を快適に過ごすために、
この「イライラ」を大切にしていただきたいのです。
「イライラ」は単体では存在できません・・・
「イライラ」は「怒り」の感情です。
この「怒り」の感情は、実はそれ単体では存在できない感情なのです。
つまり、「怒り」を感じる前には、必ず他の感情を感じているということ。
その最初に感じる感情こそ、皆さまが向き合う必要のある感情なのです。
例えば、門限を過ぎても帰ってこない子供と子供の帰りを待つ母親を想像してみて下さい。
門限を破って怒る母親の「怒り」の前に感じている感情は、「心配」です。
「心配」がいつの間にか「怒り」に変わるのです。
この場合、母親を心配させないためにどうするかを考えて行動できた場合、母親の「怒り」は発生しない可能性があるのです。
これが、「怒り」の特徴の1つです。
そして、さらに「怒り」には興味深い特徴がもう1つ。
それは、「防衛本能」との関係です。
「防衛本能」としての「怒り」
「防衛本能」としての怒りとは?
「防衛本能」とは大切な何かを侵されそうになった場合に、それを守ろうとする本能のことです。
つまり、「怒り」が発生する時、大切な何かが侵されると無意識に感じている場合があるのです。
例えば、準備した資料について上司から厳しく指摘を受けた場合に、「怒り」が湧いたとします。
その場合の大切なものは、「資料作りにかけた時間や労力」や「自尊心」が挙げられます。
このように、一見「防衛本能」とは無関係に見える状況でも、「大切な自分」と言うものを無意識に守ろうとしていることが多々あるのです。
「大切にしているもの」を見つけてあげると、「ああ、これを守りたかったんだ」とスッと怒りが消えることがあるので不思議です。
「怒り」に振り回されないためにできること
実は、メンタルトレーナーとして、一番多い相談内容が「怒り」との付き合い方と「怒り」を感じさせる人とのコミュニケーション方法です。
自分で感じた「怒り」に振り回されると言う状況を打破するためにできることは、「感情を客観的に分析」することです。
「怒り」の前に感じる感情を認知し、その感情を解決してあげる。
侵されてしまうと無意識に感じた「大切なもの」を見つけ、それが侵されないことを認識する。
たったこの2つを行うだけでも、劇的に「怒り」に振り回されなくなります。
なぜその「怒り」を感じているのかを掘り下げる癖をつけること。
これが、「怒り」に振り回されないためにできるファーストステップです。
自分の感情には自分で責任を持ち、少しでも快適な日々を過ごせるように
一緒に頑張っていきましょう。
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