留学したら太るって本当?

皆さま、こんにちは。

本日は、留学すると太るの?という気になるテーマでお送りします。

 

もちろん個人差があるので、全ての人がそうとも言えませんが・・・
私も太りました! 実際の写真は必見です。

 

高2の夏、私はカナダ・アルバータ州のカルガリーに向けて出発しました。10ヶ月間の交換留学です。滞在は、両親と子供5人の一般家庭にホームステイ、小さな田舎町の公立高校に通学することになりました。

 

しかし、思い描いていたような順調な留学生活とは程遠いスタートをきりました。

 

あれだけやる気と希望に満ちて実現させた留学なのに・・・英語がわからない・・・。友達ができない・・・。

学校生活が苦痛・・・。日本に帰りたい・・・。

 

完全にホームシックになっていました。そして、更に追い打ちをかけるようにかかってきた日本からの一本の電話。

 

実家で10年以上も可愛がってきた愛犬ゴンが息を引き取った、という知らせでした。

自分の気持ちを抑えきれなくて、一人、部屋にこもって泣きました。留学しないほうが良かったのかもしれない、とも思いました。

 

そして、愛犬の死だけではなく、留学開始から思い通りにいかないことだらけで、知らず知らずのうちにストレスがたまっていったせいでしょうか。

 

次第に、過食気味になりました。とにかく、食べても食べても満腹感が得られない。

 

ホストファミリーが皆寝静まった後、夜中にキッチンに行き、クッキージャーから甘いクッキーを1つ、2つと口の中に入れ、その量も日増しに増えていきました。

 

それでも、食欲が止まらず、家から歩いて20分ほどのところにある唯一の小さな売店まで歩いていき、食パン一斤を買って、夕食後に空腹を満たしていました。

 

今振り返ると、病的ですね。

 

そして、運動不足とカロリー高めの食生活も重なり・・・

 

な、なんと、たったの2か月で体重が10kg増!

 

実際の写真がこちらです。

 

留学開始時点

 

 

2カ月後

 

自分史上、最高の体重を急速に更新してしまいました。

顔もパンパン、足もブクブクの別人に!そんな自分に嫌気がさして、自己嫌悪に陥りました。内面も暗く悲観的に・・・。

 

ホストファミリーも、私の止まらない食欲と激太りを目の当たりにして、困惑していたことでしょう。

 

留学直前までは、硬式テニス部に所属し、運動量も多く、健康的な食生活を送っていましたので、標準体型でしたが・・・、短期間で別人のように太ってしまいました。

 

留学して輝くはずだった自分のみじめな姿・・・。日本で待っている家族や友人には絶対に見せたくない最悪な自分・・・。こんな姿で日本に帰ることはできない・・・。

 

なんとかして、痩せなくては!

 

留学の目的を見失い、「痩せたい!」という願望で頭がいっぱいでした。

英字新聞の広告欄に載っていた、“香りを嗅ぐだけで満腹感を得られるペン”というなんとも怪しげなダイエット商品を注文して、届くや否や、家でも授業中でも、クンクン、クンクンと嗅いでいました。完全に挙動不審ですね。

 

今振り返ると、留学して最初の2、3か月は、自分の精神状態が少し不安定になっていたと思います。過食傾向になっていたのも、それが原因だと思いますし、軽い鬱状態だったかもしれません。そんな状態になるなんて、私は想像すらしたことがありませんでした。

どちらかと言えば、自分は我慢強く精神的にとても強いほうで、多少の苦難でへこたれる性格ではないという自負がありましたから。

 

留学したら、こんなこともあるのだな、という参考にしていただければ幸いです。ちなみに、高3で帰国したその約1年後には元の体型に戻せましたが、なかなか戻すのは大変でした。

可能であれば、留学中も適度な運動と、バランスのとれた食生活を心掛け、ストレス解消方法も見つけておくのが良いかもしれませんね。