留学のイメージと現実のギャップ

皆さまこんにちは、sanaeです。

皆さんは留学と聞いて、みなさんはどんなイメージを思いうかべますか?

 

・ネイティブレベルの英語力が身につく

・日本ではできない体験ができる

・充実した楽しい毎日を過ごせる

・外国の友達がたくさんできる

・視野が広がる

・将来、世界を舞台に活躍するための第一歩になる

 

 

 

 

 

 

そんな希望にあふれたプラスのイメージがほとんどではありませんか?

 

 

私も留学前はそんなイメージしか持っていませんでした。よく目にする留学体験記にはキラキラとした笑顔の写真が所狭しと並び、いかに充実した日々を海外で過ごしていたのかを綴ったメッセージがほとんどを占めているからです。

 

 

 

 

 

 

しかし、実際に現地での生活をスタートさせると、まず英語力不足によるさまざまな苦労が始まります。予想外のできごとに直面したり、日本ではあり得ない失敗をしてしまったり、なかなか思うような成果が上がらなかったり・・・。個人差もありますが、必ずしも順調にいくとは限りません。

 

 

・英語がわからず授業についていけない

・学校が楽しくない

・友達がなかなかできず、常に孤独を感じる

・留学生活になじめず、学校の授業が終わると部屋にこもりがちになる

・精神的に不安定な状態になり、ホームシックになる

・食生活の変化やストレスから過食気味になり激太り

 

 

上記のような状態になることも少なくありません。

 

 

実はこれらは私がすべて体験したことですが、特に初めの3か月ほどはイメージしていた有意義な学校生活とはかけ離れた毎日を送っていたため、自分の順応性のなさに落ち込み、沈んだ気持ちで憂鬱な日々を過ごしていたように思います。

 

 

みんなの体験記に書かれてあるような生活とは全くちがう。
どうして自分はこんなにダメな人間なんだろう・・・と。

 

 

しかし今思えば、そこまで落ち込む必要はなかったのです。
言葉も文化もちがう異国の地に、まだ大人になりきっていない未熟な高校生が一人で現地の高校に通うのですから、そう簡単に慣れるはずがありません。それまで親を頼りきってぬくぬくと過ごしていた生活が一変し、何から何まで自分で行動していく必要があるのですから、初めから順風満帆に物事がうまくいくわけがありませんよね。

 

 

 

 

 

留学前はどうしてもプラス面や成果に目がいきがちです。
しかし、マイナス面や様々な困難・トラブルもあるということを知っておく・・・それは簡単なことのようですが、意外と忘れがちな大事なことだと思います。
留学に向けて気持ちが高まっているのであれば、尚更ですよね。

 

 

留学前に現実に起こりうる失敗やトラブルを知って、あらかじめ心の準備をしておくこと。
これは、企業で言えば危機管理能力と似ていると思います。

 

 

「〇〇〇のような事態が起こるかもしれない」と心の準備をしていることは大切です。
起こりうる事態を想定し、どうしたら良いか具体策を検討し、周知徹底する。それにより、社員の心構えや社内体制を事前に整えておく。そうすると、スムーズに対処できます。

 

 

反対に、想定外、つまり予想もしていないトラブルが起こると、困惑し焦ってしまうのが人の常。どう解決したら良いのか、解決にどれくらいの労力や時間がかかるのかなどの見通しも立ちません。

同じことが、留学にも言えると思うのです。

 

 

「留学すると、こんなことも起こり得る」「こういう事例もある」というように、あらかじめ様々な状況を想定しておけば、現地で困難に遭遇しても対処しやすいですし、極度に落ち込むことなく乗り切ることができるのではないでしょうか。

 

そして、それらを乗り越えたという事実は、長期的に見ればかけがえのない貴重な経験として位置づけられ、自分自身を精神的にたくましく、強くしてくれるはずです。

 

 

 

 

 

改めて振り返ってみると、実際に留学生活をスタートさせるまでは、具体的にどんなことに苦労するのか・どんな状況に置かれるのかを、本当の意味で理解できていませんでした。
留学に良いイメージと過度の期待を持ちすぎていた分、現実ではそのイメージ通りに全く進まなかったために、そのギャップに苦しんでいました。

 

当時高校生だった自分が、もし事前に留学生活に起こりうるハプニングや、直面する可能性のある問題をもっと具体的に知っていたとしたら、留学に対する心構えは随分違っていたと思っています。「これは自分だけでなく誰でも経験しうることなのだから、大丈夫!」と前向きにとらえ、精神的に落ち込むこともなく、もっとスムーズに対処できたのではないかと思うのです。

 

 

 

 

私は高校生の時にカナダに10ヶ月間の交換留学、大学生の時にアメリカに8ヶ月間の派遣留学をしておりますが、リアルな留学体験談や私なりの考え、また参考にしていただけそうな情報などを今後、ソライロモンドのサイト上、留学カテゴリーにて順次紹介させていただく予定です。

 

自分自身の数々の体験を良かったことも悪かったことも含めて具体的に語ることで、「留学してみたいな」と漠然と考えている方や、留学を控えている方々が、しっかりと気持ちの準備をしたうえで挑戦してくださると良いな・・と考えています。

 

もちろん、留学のご予定がない方にも楽しく読んでいただければと思いますので、今だから語れるハプニングや恥ずかしい失敗談なども交えながらお伝えしたいと思います。

 

 

これから留学される方々が無事に留学を成し遂げて帰ってこられますよう、陰ながら応援してまいりたいと思っています。