どのような手順で留学を実現させるの?~高校交換留学編~

こんにちは。Sanaeです。

このコラムでは、高校生の交換留学実現までの手順を、私の体験談も含めてお伝えしたいと思います。

 

 

 

一般的な手順

 

まず、いくつかの団体の情報を調べ、募集日程を確認します。

留学先の新学期スタートは9月のところが多いので、選考試験はだいたい10ケ月前の秋ごろから行われます。

願書、英語テストのスコア、学校の先生からの推薦状、成績証明書などを揃えたり、英語の筆記試験や面接試験などを受けて合格する必要があります。

合格後は、ビザや航空券の手配などをしたり、出発前には、オリエンテーションも行われます。

これだけの準備がいりますので、イメージとしては一年前から準備をしていく必要がありますね。

 

 

余談になりますが、“交換“というと、自分が行く代わりに、海外の高校生を日本の自宅に受け入れる必要があるように聞こえますが、そんな必要はありません!意外と誤解されている方も多いと思います。

国際交流、異文化交流を主な目的としたプログラムというイメージです。

 

(交換留学と私費留学との違いは私が執筆しました別のコラムで説明していますので、ご興味のある方は読んでみてくださいね。)

 

体験談

さて、参考までに、私の体験談もお伝えします。

 

「留学したい」という思いが芽生えたのは私が高校一年生の時でした。

 

当時、私が通っていたのは、田舎の進学校。在学中に海外に留学した生徒など、周りに一人もいない状況です。

それでも、「留学して英語力を身につけ、今しかできない体験をしたい!」という思いは強まるばかりでした。

母は、「自分はやりたいことをさせてもらえなかったから、娘にはやりたいことをさせてあげたい」と、応援してくれる人だったので賛成してくれました。

しかし、頑固な父の同意を得るのはなかなか難しかったです。

最終的には私の強い思いが伝わり、なんとか説得することができました。了解を得てからは、実現に向けて動き始めました。

 

私の場合、どんな手順で進めたかを簡単にお伝えします。だいたいの流れをつかんでいただけたら、イメージしやすいかと思います。

 

まず、準備期間は約1年。WYS交換留学制度というものがあることを知り、応募。

地元から東京に筆記試験や面接試験を受けに行き、合格通知を受領。

留学先は自分で選べたわけではなく、団体側が私の希望や性格、趣味などに合わせて、選定してくださるシステムでした。

現地の新学期開始に合わせて8月末に渡航しました。出発時の年齢は17歳でした。

 

趣味の一つにスキー、と書いたためか、私の留学先はカナダのアルバータ州にあるカルガリーに!

 

カルガリーは、冬季オリンピックが開催されたことのある都市で、カナディアンロッキーの麓と言えばイメージしやすいでしょうか?とにかく自然が豊かで、冬期はウインタースポーツに最適な場所です。

カルガリー市内のダウンタウンエリアは高層ビルが建ち並ぶ都会ですが、私の留学した場所は、地平線が見えるほど、どこまでも小麦畑が広がる田舎町でした。

 

実際の写真がこちら↓

 

 

改めて見ると、本当に何にもない田舎町ですね!

 

家の前の道を、カウボーイハットをかぶったおじさんが馬に乗って散歩していて(!!)、その光景にびっくりしたものです。バスや電車もなく、車がなければどこにも行けない環境でした。

 

高校へはスクールバスで通学。どこかにいきたければ、誰かに車で連れていってもらうしか交通手段はありませんでした。そのため、平日は家と学校を行き来するだけで、ほとんど家にこもって宿題をしたり、絵を描いたりして、寂しさを紛らわしていました。ホストファミリーがアウトドア好きだったので、週末はよくキャンプやスキーなどに連れていってもらえましたが・・・。

 

田舎町は治安が良いですが、交通手段がない場合は、行動範囲がかなり限られてしまいますね。

 

交換留学は、国は選べても、地域や学校、滞在先は自分では選べない、という点をよく理解しておいてくださいね。←これは知っておくべき重要なポイントです!

 

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