人種のサラダボウル ニューヨーク

皆さまこんにちは。
星名亜紀です。

今日は大好きなニューヨークについて書いてみようと思います。

 

学生時代、そして20代の頃は大好きでよく出かけていた海外旅行。
しかし、出産後はなかなか時間的にもお金的にも気持ち的にも余裕がなく、海外からは遠ざかっていた私。

 

でも、娘も3歳になり、
むくむくと再発し始めた海外逃亡癖(笑)

そして、今年の夏はなんとか母にも理解してもらい、一人で5年ぶりのニューヨークへ行ってまいりました。半分お仕事で、半分はプライベート・・・

 

そのつもりが、結局は8割くらい仕事をしていた気もするのですが、それでも大きなスーツケースを抱え、大好きな飛行機に乗って、それだけでもワクワクウキウキ。久しぶりにニューヨークのあの自由な空気を吸い、エネルギーが溢れ出すあの街で充実の時間を過ごすことができました。

そんな大好きなニューヨーク。何が好きなのか考えてみました。

 

 

「人種のるつぼ」と呼ばれるニューヨーク。

最近では、それぞれの文化が混ざり合って均一に融合してしまうのでなく、それぞれ個性を持った人種が混在しているということで「人種のサラダボウル」とも呼ばれています。
サラダボウルは、野菜を混ぜても「レタスはレタスのまま、トマトはトマトのまま」個性はそのままですもんね。

 

そんなニューヨークを歩いていると本当に様々な言語があちこちから聞こえてきます。
世界中からの観光客がくるからなのはもちろん、現地のニューヨーカーも様々で、私の大好きなベーグルやさん「エッサベーグル」や、サラダボールを作ってくれるお店の店員さんはおそらく90%以上がメキシコ人。タクシーの運転手さんもほとんどインド系またはアフリカ系で、白人のドライバーは見かけたことがありません。

 

 

そんな人種の多様性に慣れたニューヨーカーだから、こちらが日本人だからって全く特別扱いはしてくれません。日本人だとはわかるのでしょうが、英語で、しかも普通のスピードで話しかけてくる。地図を広げて明らかに観光客であればそうではないかもしれませんが、私のように一人で歩いていたら、普通に英語で場所を聞かれるのです。

 

もし、これが日本だったらどうでしょう?
周りに日本人がたくさんいるのに、わざわざ外国人の方に、しかも日本語で「〇〇駅はどちら?」などと質問するでしょうか?

 

周りに日本人がいなくて、選択肢がなく海外の方に話しかけるときは、おそらく “ Do you speak Japanese?”から始まり、もし日本語が話せるとわかっても、ゆっくり丁寧に、簡単な言葉で伝えようとしませんか?

 

 

日本は単一民族で、髪が黒くて、瞳も黒くて、肌は黄色で、「みんな一緒」が当たり前。特に田舎は、「みんなと一緒が心地良い」という文化がまだまだあります。しかし、ニューヨークでは、金髪、黒髪、赤毛、茶色、様々で、目の色も同じく様々。「人と違う」が当たり前。

 

曇った日に真夏のワンピースにビーチサンダルでも何にも言われないし、歩きながらリンゴを丸ごと食べている人もいるし、綺麗なスーツを着たお姉さんがスーパーのレジに並んでいる途中に買う前のクッキーを食べ始めてしまうこともしばしばあるし、電車の中で音楽ノリノリで歌ったり踊ったりしている人がいても誰も気にしない。

 

同性愛のカップルもすごく堂々としているし、先ほどシャネルに立ち寄ったときは、バッチリとパーフェクトなシャネルルックのオネエ店員さんが自分スタイルで接客をしてくださいました。

 

そんな様々な人がいる街だから、私のことも、「あっ、この人は日本人だ」と認識する前に、「あっ、人がいた。話しかけてみよう」という感じなのでしょう。

どこ出身かは気にしない。日本人だからと特別扱いはしてもらえない!
私はこの感じがとても心地よく、ニューヨークの好きなことの一つでもあるのです。

 

私はずっと日本で育ったので、「人と一緒で安心」という感覚はまだあります。でも、この「人と違ってもいい」と思える感覚はとても心地が良く、ニューヨークにいうと自分の個性を大切にしようと思うことができるのです。

 

もちろんニューヨークがいいばかりではありません。
二日目には日本食が恋しくなりますから!笑
こうして旅をして、様々な土地でそれぞれの文化や価値観に触れることができるのは旅の醍醐味だなとつくづく感じます。

 

さて、次はどこに出かけようかなと考えているとワクワクの気持ちを抑え切れません。
皆さんのお気にいりの場所はどちらですか?

 

 

ライタープロフィール

星名亜紀
星名亜紀
主に英語学習に関すること、留学やワーキングホリデーに関すること、旅情報などをシェアしていきたいと思っています。